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公道仕様に変貌を遂げたビンテージ・オースチンを披露

ナンバー取得までわずか2ヶ月で完成!

自分のイメージにしっくりくるクルマに乗りたいから自分で手を加える、クルマ好きなら誰もが味わったことのあるカスタムの醍醐味。しかし! そんなありきたりなカスタムにとどまらず、異国のガレージで眠りかけていたクルマを、自らの手で国内の公道仕様に作り替えられるとしたら…? 考えただけでもワクワクするカーメイキング・ドリーム。当時のレーシングカーを意識し、ディテールは個性的にアレンジ。製作開始後わずか2ヶ月で生まれ変わったオースチンセブンがここにある。

BEFORE

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ベースは1932年製のオースチンセブン。ブリティッシュグリーン×シルバーのボディにユニオンフラッグのモチーフが映える。この時点ではヘッドライトは付いておらず、フロント・スクリーンも運転席側のみに取り付けられていた。


AFTER

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生まれ変わったオースチンセブン。1932年製にちなんでナンバーも“1932”を取得。ボディをシルバーに塗装し直した上、ベース車ではラジエターグリルを横切っていたフロントのフェンダーステーを、直接ボディサイドに付け替えたことで、あか抜けたレーシーなデザインにイメージアップ。ボディのリア上に通されていたフェンダーステーも、フロントと同様、直接ボディに付け替えた。また、スクリーンを助手席側にも装着したことで、全体的にバランスよくまとまった。オリジナルの金属製ボンネット・ロックは黒革のベルトに変更して固定。ビンテージっぽく、オシャレになった。


イメージブラックアウトの丸いフォルムのメインライトは他車から移植。サブで脇に付属しているミニライトも、車幅灯として使われていたものを後付けした。

イメージボンネットの蓋を固定する革ベルトは、専用の太い縫い針を用いてひと針ひと針、手作業で縫いつけた。

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シンプルで機能的なコクピットは、実は未完成。仕上げには、本革とイタリア製のジーンズ風の生地とを縫い合わせてオリジナルのシートを設置する予定。知人が手作りでしつらえた馬の鞍に触発されて自分もチャレンジすることに。


一般道を走る1932年製のオースチンセブン

一般道を走る1932年製のオースチンセブン

SPECIFICATION

  • 全長×全幅×全高: 310×125×105cm
  • 車両重量:440kg
  • 車両総重量:550kg
  • 前前軸重:220kg
  • 後後軸重:220kg
  • 総排気量または定格出力:0.74 l
  • 燃料の種類:ガソリン
  • 乗車定員:2人